講義案内
09/12/16
沖めぐみ氏、実験室にて
酒井宏教授が指導する沖めぐみ氏が平成21年度映像情報メディア学会優秀研究発表賞を受賞しました。受賞した研究は、物体がもつ特徴に対する注意が、形状の知覚に影響を与えることを示したものです。平成20年度に開催された映像情報メディア学会、その全ての研究会での発表から、選ばれました。授賞式は12月16日に開催された映像情報メディア学会冬季大会にて行われました。
09/12/01
三谷純准教授が、第4回日本図学会論文賞および、2009年度日本図学会春季大会研究奨励賞をダブル受賞しました。これらの賞はそれぞれ、過去2年間に学会誌「図学研究」に掲載された論文を対象に、最も優れたものであると評価された論文に対して与えられるものと、2009年度春季大会で優れた研究発表を行った35歳以下の若手研究者に対して与えられるものです。対象論文はそれぞれ「平坦折り紙の展開図から再現される形態数の数え上げ手法」「回転スイープ形状を内包する立体折紙の展開図自動生成手法」でした。授賞式は11月28日に開催された日本図学会秋季大会の中で行われました。
09/11/20
つくばチャレンジ2009で、大矢晃久准教授と富士ソフトの共同チームによる自律移動ロボットが完走して課題達成し、つくば市長賞を受賞ました。今年は、つくば市中心部の公園周辺を1周する1km強のコースを自律走行させることを課題として、全国から65チームが参加して5台のロボットが課題を達成しました。
09/10/10
2009年10月6-10日に行われた最先端IT・エレクトロニクス総合展(CEATEC JAPAN 2009)において「高度IT人材育成のための実践的ソフトウェア開発専修プログラム」の内容に関する講演と、プログラムで実施されている「研究開発プロジェクト」における成果物のデモ展示を行いました。
(講演題目『高度IT人材育成のための実践的ソフトウェア開発専修プログラム』講演者 田中二郎、矢尾哲彦、高野大輔)
09/08/18
小林哲哉氏(コンピュータサイエンス専攻博士後期課程2年)と工藤博幸教授の論文『PET/SPECTにおける画像再構成と病変検出の統合』が2008年度日本医用画像工学会(JAMIT)論文賞を受賞しました。これは、2008年度に日本医用画像工学会誌Medical Imaging Technologyに掲載された全論文の中から最優秀と評価されたニ件のうちの一つに選ばれたものです。論文賞の発表は2009年8月に名古屋で開催された第28回日本医用画像工学会大会において行われました。詳細は、以下のURLを御覧ください。
http://www.jamit.jp/outline/history/ronbunsho-list
09/08/17
コンピュータサイエンス専攻の高橋大介准教授らのグループが、円周率の計算けた数で2兆5769億8037万けたの世界記録を樹立しました。計算には筑波大学計算科学研究センターの超並列型スーパーコンピュータ「T2K筑波システム」を使い、さらにプログラムの効率化によって、計算けた数は約2倍の2兆5769億8037万けたに増えているにもかかわらず、計算時間は73時間36分(検証計算時間を含む。)と、これまでの1/8以下に短縮することに成功しました。
09/06/25
工藤博幸教授らの論文『Tiny a priori knowledge solves the interior problem in computed tomography』(*H.Kudo,M.Courdurier,F.Noo,M.Defrise)が国際雑誌『Physics in Medicine and Biology』の Highlights of 2008を受賞しました。
また、『Solving the interior problem of computed tomography using a priori knowledge』(M.Courdurier,F.Noo,M.Defrise,*H.Kudo)が国際雑誌『Inverse Problems』のHighlights of 2008を受賞しました。
これは、雑誌に掲載された論文の中から、新しい研究方向を切り開く論文、査読スコアが高い論文、ダウンロード回数が多い論文、などを表彰するものです。詳細は以下のweb siteを御覧ください。
09/05/29
福井幸男教授(左)、古田陽介氏(中央)、三谷純講師(右)
福井幸男教授、三谷純講師指導の古田陽介氏が平成20年度報処理学会論文賞を受賞しました。これは平成20年度に情報処理学会誌に掲載された「マウスによる仮想折り紙の対話的操作のための計算モデルとインタフェース」に対して与えられたものです。対象論文578件の中から9件が選ばれ、賞状とメダルおよび副賞が贈呈されました。
09/05/28
福井和広准教授(システム情報工学研究科、コンピュータサイエンス専攻)指導のコンピュータサイエンス専攻の北川景介氏が平成20年度電子情報通信学会PRMU研究奨励賞を5月28日に受賞しました。これは本年1月にPRMU研究会にて発表した「ステレオパターンの統計学習に基づく移動ロボット視覚」に対して与えられたものです。ロボットなどが周囲の3次元情報を獲得するための基本技術であるステレオ視覚システムを、大量の合成学習パターンから統計的パターン認識により構築する方式提案が、従来には無い独創的なアイデアと高く評価されました。第1著者が35歳以下の研究発表82件の中から3件が選ばれ、記念品として賞状と楯が贈呈されました。
09/05/18
2009年5月18日にテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」の「トレンドたまご」のコーナーで、三谷純講師の立体的な折紙の設計手法に関する研究が紹介されました。番組の中では、滑らかな曲面を持つ立体的な折紙作品の映像が放映されました。紹介された番組の様子をこちらのWebページで視聴できます。
09/05/12
2009年5月9日(土)に行われた専攻公開・入試説明会において「ICTソリューション・アーキテクト育成プログラム」の概要説明と、プログラムで実施されている「ソリューション型研究開発インターンシップ」に関連した体験レポート、「ソリューション型研究開発プロジェクト」に関連したポスター展示やデモ展示、などが行われました。
09/05/11
2009年5月8日付の日刊工業新聞の24面で、三谷純講師の折紙に関する研究の内容が「筑波大、立体折り紙を簡単に設計できるツール開発」という見出しで紹介されました。この研究は、滑らかな曲面を持つ立体的な形を1枚の紙から作るためのもので、設計できる折紙の作品の写真と展開図の一例をこちらで見ることができます。また、Web版の記事をこちらで見ることができます。
09/05/11
2009年5月9日(土)に専攻公開・入試説明会を開催しました。
北川博之専攻長による専攻概要説明や入試説明、40研究室からのポスター展示、15件のデモ展示、専攻学生との直接対話コーナーなどの内容に、学内外の学生及び社会人など約150名の来場者を集め大盛況でした。
また、2006年度より実施されている「高度IT人材育成のための実践的ソフトウェア開発専修プログラム」と2008年度より実施されている博士後期課程に重点を置いた「ICTソリューション・アーキテクト育成プログラム」に関する概要説明、ならびにこれらのプログラムに参加している各学生による体験報告にも多くの関心が寄せられました。
09/04/23
「組織的な大学院教育改革推進プログラム(文部科学省)」で実施されている「ICTソリューション・アーキテクト育成プログラム」の取組として、博士後期課程と博士前期課程学生のグループにより研究開発を行う「ソリューション型研究開発プロジェクト」の平成21年度のプロジェクトを募集しています。応募締め切りは4月30日(金)、コンピュータサイエンス専攻の学生のみが応募可能です。詳しくはこちらです。
09/04/21
加藤和彦教授らの研究グループで推進しているセキュアVMプロジェクト、および、「ディペンダブルな(信頼できる)自律連合型クラウドコンピューティング基盤の研究開発」が日経BPのインターネットニュースITproの「日本発の仮想マシンはどのように作られたか」という記事で紹介されました。記事中に出てくる、榮楽氏、松原氏、登氏は皆、情報学類およびコンピュータサイエンス専攻のOBです。 ITproの記事はこちらです。
09/04/11
(社)電子情報技術産業協会(JEITA)から高度IT専修プログラムの取り組みを含む高校生向けの北川専攻長らのインタビュー記事が公開されました。詳しくはこちらです。
09/04/10
加藤和彦教授を中心とする研究グループが提案した研究課題「ディペンダブルな自律連合型クラウドコンピューティング基盤の研究開発」が総務省 戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)ICTイノベーション促進型研究開発プログラムにおける平成21年度新規採択課題(3年間)として採択されました。同プログラムへの応募は38件あり、専門的知識を有する複数の評価者による評価(ピア・レビュー)及びプログラム毎に設置した評価委員会による総合的な評価からなる二段階の評価により2件が採択されました。同グループによるこれまでの研究開発実績と提案内容が評価され、19倍の難関を突破することができました。クラウドコンピューティングとは、従来、組織内に配備されたサーバー等のサービス提供環境を、データセンター等に集約し、インターネット等の広域ネットワーク越しにアクセスを提供する情報処理形態で、高速ネットワーク環境やユビキタス情報環境が整備された今日、世界的に大きな注目を集めています。平成21年度の予算規模は約3,500万円(直接経費)で、30%の間接経費が付加されます。
09/04/08
古田陽介氏(左)、三谷純講師(右)
3月19日に東京ビックサイトで開催された第8回NICOGRAPH春季大会において、博士後期2年古田陽介氏、三谷純講師、五十嵐健夫准教授(東京大学)、福井幸男教授のポスター"剛体シミュレーションエンジンを統合したキネティックアート・エディタ"が最優秀ポスター賞を受賞しました。また、三谷純講師のポスター"回転スイープ形状を内包する立体折紙の展開図自動生成"が優秀ポスター賞を受賞しました。
09/04/03
2009年3月31日付の日刊工業新聞の1面で、三谷純講師が東京大学の五十嵐健夫准教授と共同で進めている研究の内容が紹介されました。物理シミュレーターと形 状モデリングの機能を統合したアプリケーションの研究開発を行っており、記事ではコンピュータサイエンス専攻博士課程後期2年の古田陽介氏が開発したキネ ティックアート・エディタが紹介されました。 Web版の記事をこちらで見ることができます。
09/04/03
加藤和彦教授らを中心とする研究グループでは、文部科学省科学技術振興調整費「高セキュリティ機能を実現する次世代OS環境の開発」(平成18~20年度)の支援を受けて、セキュアな仮想計算機(セキュアVM)を開発するプロジェクトを推進して参りました。
同グループは去る3月24日、第3回セキュアVMシンポジウム「仮想化とセキュリティ」を、富士ソフトアキバプラザ(秋葉原)にて開催しました。加藤教授による「セキュアVMプロジェクトの概要」、品川高廣講師による「セキュアVMを実現する仮想マシンモニタ「BitVisor」について」、BitVisorのデモンストレーション、啓発用オリジナルビデオ上映、村上純一氏((株)フォティーンフォティ技術研究所シニアリサーチエンジニア)による「BitVisor活用事例:ハードウェアによる仮想化支援機能を利用したIPSの開発」、豊内順一氏(内閣官房情報セキュリティセンター参事官補佐)による「我が国の新しい情報セキュリティ政策について」の講演が行われ、また、活発な質疑応答が交わされました。67名の参加があり、その内訳は民間企業49名、大学関係者8名、研究機関8名、その他2名で、民間企業の注目の高さが印象的でした。
09/04/03
2009年3月22日~27日の6日間、「高度IT人材育成のための実践的ソフトウェア開発専修プログラム」の学生が、世界の最前線で活躍するIT企業の職場に触れて専門性を高め、また、国際的な視野を広げることを目的として、アメリカ西海岸(シリコンバレー)の視察研修を実施しました。参加者は、IDEO, Sun Microsystems, Fujitsu Laboratories of America, IBM, Google などの企業及び Stanford University などにおける様々な体験と貴重な議論から、多くのことを学びました。
平成21年度も、このプログラムは継続しています。
09/03/17
情報処理学会において今年度から始まった情報システム教育コンテストにおい て、先導的ITスペシャリスト育成推進プログラムで開講されている「PBL型シス テム開発」の授業が最優秀賞を受賞しました。この賞は情報システムに関連する 教育や人材育成などの優れた実践例に対して贈られるもので、今回は22件の応募 の中から最も優れた取り組みとして評価されました。詳細情報はこちらです。
09/01/23
蔡准教授が共著の”Voir I'invisible"が、最も優れた科学技術書に贈られる2008年度Roberval賞(一般部門)のファイナリストにノミネートされました。
Roberval賞の選考は一年かけて厳密に行われます。ノミネート理由は”Seeing Invisible (見えないものをみる)はタイトルを裏切らない、見えるものとみえないものの境界を取り去る美しい本である。多くの技術が紹介されている。それぞれの技術は美しい数枚のイラスト、ビジュアリゼーション、わかりやすい2ページの解説と、2ページでは紹介しきれない内容をより勉強したい人のための参考文献からなる。それぞれのテーマは、例えば、”虫にパイロットはいるの?”といったユーモアにみちた紹介からなる。これは本書に、厳密で、完璧な技術書であるにも関わらず、軽快なスタイル、読みやすさを与える。それぞれのページに、分野ごとのアイコンと、どういった関連分野があるかと、科学技術用語の解説が示さている。本書は一般の人を引きつけ、若い人たちに生活の中の興味深い科学をを見せることにより、観察できる科学技術の楽しさを教える”となっています。
09/01/09
加藤和彦教授らを中心とする研究グループでは、文部科学省科学技術振興調整費「高セキュリティ機能を実現する次世代OS環境の開発」の支援を受けて、セキュアな仮想計算機(セキュアVM)を開発するプロジェクトを推進しています。
同プロジェクトでは去る11月18日、セキュアVMワークショップ「開発者自らが語るVMの作り方」を富士ソフトアキバプラザ(秋葉原)にて開催しました。加藤教授による「セキュアVMプロジェクトの概要」、品川高廣講師による「セキュアVM「BitVisor」のアーキテクチャ概要」、榮樂英樹研究員による「PCの仮想化支援機能とBitVisorコア技術詳細」、保理江高志研究員による「BitVisorとI/O仮想化技術」、松原克弥氏((株)イーゲルシニアアーキテクト)による「BitVisorにおけるUSBの仮想化方式」、登大遊氏(ソフトイーサ(株)代表取締役)による「BitVisorにおける透過的なVPN処理の設計と実装」について講演が行われました。
当日は約70名の参加者があり、セキュアVMの仕様・実装に関する詳細な説明と、それに関する活発な質疑応答・意見交換が行われました。